Neutrophils in patients with chronic coronary syndrome exhibit delayed apoptosis and resistance to regulatory T cell-induced apoptosis - Brief Report

この研究は、慢性冠症候群(CCS)患者において、自然死(アポトーシス)が遅延し炎症性マーカーが過剰発現する好中球が、健康な対照群では見られる調節性 T 細胞によるアポトーシス誘導に対して抵抗性を示すことを明らかにし、これが持続的な炎症に関与している可能性を示唆しています。

Schneider, M., Skoglund, C., Chung, R. + 1 more2026-03-10🛡️ immunology

Macrophage SLC9A1 Links Endocytic Trafficking to Innate Immune Activation in Myocardial Injury

本研究は、心筋梗塞後のマクロファージにおけるマクロピノサイトーシスとイオン輸送体 SLC9A1 が、内因性危険シグナルの取り込みと自然免疫活性化を媒介し、心臓のリモデリングを悪化させるメカニズムを解明し、SLC9A1 依存性経路の阻害が心保護戦略となり得ることを示しました。

Wen, J., Parra, P., Muto, Y. + 4 more2026-03-10🛡️ immunology

A cell surface proteomic atlas reveals socioeconomic status associated immune diversity

この論文は、セネガルとオランダの集団を対象とした高次元フローサイトメトリー解析により、低社会経済的地位(SES)が免疫細胞表面タンパク質の発現低下や慢性活性化の兆候と関連し、代謝プロファイルの違いを通じてワクチン効果や疾患予後に影響を与えることを明らかにした細胞表面プロテオーム・アトラスの構築を報告しています。

Cisse, M., Huisman, W., Singh, Y. + 16 more2026-03-10🛡️ immunology

Esophageal epithelial cell-state transitions underlie the severity of pediatric eosinophilic esophagitis

本論文は、小児好酸球性食道炎の重症度において、好酸球数だけでなく、増殖・移行状態の上皮細胞が示す分化不全や代謝ストレス、構造的リモデリングが中心的な分子相関であることを明らかにし、疾患の重症度評価や治療戦略の新たな枠組みを提供するものである。

Wang, Y., Sinha, M. K., Ghattas, P. + 7 more2026-03-10🛡️ immunology

Stochasticity in viral infection and host response: A competition between speed and reliability

この論文は、ウイルス感染の初期段階における確率的なタイミング変動が、ウイルスの拡散加速と宿主の防御反応の効率性に非対称的な影響を与え、特にシグナル伝達のタイミングのばらつきが感染の成否を決定づける重要な要因であることを示しています。

Lund, O. S., Hvid, U., Nielsen, B. F. + 1 more2026-03-10🛡️ immunology

One and Done: A safe, adaptable single-cycle SARS-CoV-2 vaccine platform blocks XBB.1.5 infection and transmission

この論文は、E 遺伝子などの欠失により複製を制限した単一サイクル型 SARS-CoV-2 ワクチン候補(scVacXBB)が、変異株 XBB.1.5 に対して高い安全性と免疫原性を示し、感染・発症を予防するだけでなく、他の動物へのウイルス伝播を完全に遮断する次世代ワクチンプラットフォームであることを実証しています。

Schoen, J., Halwe, N. J., Britzke, T. + 10 more2026-03-10🛡️ immunology

Preclinical characterization of immune responses induced by a candidate gonococcal native Outer Membrane Vesicle vaccine

本研究は、淋菌の多剤耐性化が懸念される中、既存の髄膜炎菌ワクチン(4CMenB)よりも淋菌に対する殺菌活性を含む強力な免疫応答を誘導する新規候補ワクチン「GonoVac」の臨床前評価を行い、その開発の有望性を示したものである。

Onofrio, I., Pagliari, S., Francis, A. + 8 more2026-03-10🛡️ immunology

Contribution of cytotoxic CD8 T cells, neutrophils and type 1 interferon signaling to hyperinflammatory pathology in HIV associated TB meningitis

単細胞 RNA シーケンシングを用いた研究により、HIV 関連結核性髄膜炎の過炎症性病理には、補体を活性化し得る細胞傷害性 CD8 T 細胞、高度に活性化された好中球、および宿主に有害な 1 型インターフェロンシグナルの蓄積が関与していることが明らかになりました。

Barnacle, J. R., Bangani, N., Slawinski, H. + 11 more2026-03-10🛡️ immunology

Single cell analysis of neonatal naïve CD8α+ T cells reveals novel subsets bridging the innate-adaptive spectrum

この論文は、新生児の臍帯血から、KLRG1+CD161+ などの特徴を持つ新しい「胎児由来の自然免疫様 CD8β+ T 細胞(FITs)」を単細胞解析により同定し、これらが成人では稀であり、半不変的な非定型 T 細胞とは異なるレパートリーを持つことを明らかにしたものである。

Geber, A., Groff, B., McMurry, J. + 14 more2026-03-09🛡️ immunology

Hemoperfusion of pigs with a carbon-cellulose cartridge: a pilot study revealing a new animal model of extended anaphylactic shock

このパイロット研究は、豚を用いた炭素 - セルロースカートリッジ(Adsorba 300C)による血液浄化が、補体活性化関連偽アレルギーを介した不可逆的な循環器虚脱とショックを引き起こすことを示し、臨床的に重要な新たな動物モデルを確立した。

Barta, B. A., Radovits, T., Spiesshofera, S. + 11 more2026-03-09🛡️ immunology

Improving the immunogenicity of E. coli FimH via multivalent display on I53-50 nanoparticles

本研究は、I53-50 ナノ粒子上に大腸菌 FimH 抗原を多価発現させることで、従来の単量体抗原や強力なアジュバントを必要とする場合よりも優れた受容体阻害抗体応答をマウスおよび非ヒト霊長類で誘導できることを示し、尿路感染症ワクチンの開発と I53-50 プラットフォームの細菌性疾患への応用拡大に重要な知見を提供した。

Cole, R. S., Silmon de Monerri, N. C., Lypowy, J. + 15 more2026-03-09🛡️ immunology

Functional alterations of immune gene expression in ICU and non-ICU patients with Legionnaires' disease, a prospective observational study

本研究は、レジオネラ肺炎患者における LPS 刺激後の免疫遺伝子発現を解析し、ICU 入室患者では非 ICU 患者に比べてより顕著な遺伝子発現の低下と免疫機能の障害が見られ、これが重症化の一因となっている可能性を示唆した。

Allam, C., Mouton, W., Albert-Vega, C. + 21 more2026-03-09🛡️ immunology